03年12月28日

最近の子供はどうか分らないけど、今の大人の多くはガキの頃に日記を何日か書いた経験があるのでは?
斯く言う私もその一人、当然この日記も不定期です。 (2001年8月19日、記)

日記ページの背景変更 ( 031004 )

03年12月28日(日)   やめようよ日本軍の海外出兵、やめさせようよ自公党政権

 本日の1本目。

 2003年12月26日(金)、イラクへの日本軍の出兵(「自衛隊の派遣」でしたっけ?)の第1陣となる帝国空軍(「航空自衛隊」?)の先遣隊が出発した。今日 28日までの3日間、3回に分けての出発だ。計48人が民間航空機で送られ、二手に分かれている。一方はC130輸送機部隊の拠点となるクウェート。もう一方は何処だと思いますか?  もう一方はカタールです。何故だと思いますか?  カタールには、アメリカ空軍司令部があるんですよ。

 先遣隊はC130輸送機3機から成る輸送部隊の受入準備が主目的。輸送部隊は1月下旬頃クウェートに送られ、1週間程度飛行訓練したり現地の気象に慣れたりしたうえで、2月上旬頃から、クウェートとイラク側バグダッド、バスラ、バラド、モスルの各空港間で物資のピストン輸送をやるってことらしい。
 ・・・ カタールに行った我が帝国空軍の軍人は何すんの?

 カタールには、アメリカ空軍司令部があります。そこで、我が帝国空軍の職業軍人は、アメリカ世界帝国空軍との間で空輸業務の事前調整をするんだそうです。「自衛隊」と詐称している我が帝国軍隊は武器・弾薬の輸送はできませんって説明するそうで、「人道支援物資」に限定した空輸方法について、親分アメリカと協議するんだそうで、他にもバグダッド国際空港の安全についての情報入手なども目的のようです。

 空輸はどうか知らないが、そもそも「人道支援物資」に限定した輸送ってのは机上の空論なんじゃないだろうか。馬鹿ソーリが「しない」って言った翌日に、アホ官房長官が「武器持ってる米軍兵士の輸送とかはしますよ」って言って机上の重箱隅議論してましたが、大体やね、例えば「非核三原則」なんて言ってたって、日本国はアメリカ軍艦の日本寄港時に確認したことなんかないでしょ? 親分に確かめられますか、そんなこと。
 日本国は子分なんだから、ていうかブッシュから見たらコイズミは奴隷並みの子分、コイズミから見たらブッシュは兄弟仁義の兄貴分なんだからさ、奴隷が主人の持ち物見せてもらったり、盃交わした弟分が信頼する兄貴を疑ったりなんて有り得ないんだよ。特措法も閣議決定も実施要項も「絵空事」だよ。平和や大義や真の国際協調を求めるのが「理想主義」だって言い方で批判されたりするけど、特措法や閣議決定や実施要項の方がよっぽど「空想主義」 なんだよ。バカバカしい。

 こんなバカバカしい流れのなかで、日本国民が死に(既に外交官2名が死んでいる)、命を賭し、そして場合によったらイラク人と殺し合うかもしれない。在外邦人も、日本国内の日本人も外国人も、テロの標的になるかもしれない。

 日本政府が敗戦被占領下のしばらくのみならず、「東西冷戦」中のみならず、戦後約60年にわたって一貫し、今の今まで対米追従外交(コレもう言語矛盾でして追従一辺倒なら「外交」という必要もなくなるでしょう)を続け、コイズミがブッシュの舎弟になり(昔のロン・ヤスよりひどいな)、イラク問題では原口国連大使が「(イラクの大量破壊兵器)査察継続の必要性に疑念が生じている」と演説して米英のイラク侵略戦争を後押しし、国連安保理理事国にはカネ(ODA)をエサに対米追従のための懐柔工作を買って出(しかしコレは失敗、ま、バカにされたでしょうな)、結局国連の許容しないイラク攻撃が始まれば早速「対米支持」表明( 3月20日)、そしてイラク特措法成立(国会上程後わずか2週間で 7月4日に衆院通過、7月25日には参院外交防衛委員会で怒号飛び交うなか強行採決の可決、「翌」7月26日に参院本会議で当時の与党・自公保3党の賛成多数で可決・成立)、その後の先月11月の衆院選すら 与党過半数確保(6割切る戦後2番目に低い投票率と共に、ああ日本人の民度の低さよ!)、イラク特措法に基づく派兵「実行」のための「基本計画」閣議決定(12月 9日)、「実施要項」策定(12月18日)・・・・
 こうしてモノゴトは着々と進められてきたのです。

 僕はいろいろ書いてきました。
 昔々(?)、2001年 7月30日にはこんなこと書きました。 昨日の参院選って? (2001年 7月の参院選)
 昔々(?)、2001年 8月15日にはこんなこと書きました。 2001年 8月の小泉首相「靖国」参拝問題

 今年の 3月16日にはこんなことを書きました。 コイズミ曰く 「ウチはやりませんが、ヨソがやるのは賛成です。」
 今年の 3月23日にはこんなことを書きました。 友人のない国
 10月 4日にはこんなことを書きました。 今回は民主党に入れよう
 11月 8日にはこんなことを書きました。 日本のイラクへの支援、暴君ブッシュへの協力
 11月 9日にはこんなことを書きました。 参政権を行使しよう、投票しようよ、自民党以外に
 11月15日にはこんなことを書きました。 先週の衆議院選挙と日本の民度
 11月30日にはこんなことを書きました。 日本人外交官の死とテロとゲリラとレジスタンスと
 12月 6日にはこんなことを書きました。 サイレント・カントリー「日本国」の岐路に想うこと
 12月10日にはこんなことを書きました。 イラクに派兵する「日本国の理念」「日本国民の精神」
 12月14日にはこんなことを書きました。 イラクに派兵する「日本国の理念」「日本国民の精神」追記
 12月21日にはこんなことを書きました。 (日本の!)社民党的「ゴケン」と後藤田「翁」の見識、ケロッグ不戦条約から国連憲章
 12月27日にはこんなことを書きました。 後藤田「翁」、大江の健、中曽根、栗山じいさん

 (他にもいろいろ書いてきたけど、主なものだけね。社会ネタのリストはほとんど こっち に載せてます。)

 今後は、日本政府は1月中旬に帝国陸軍の先遣隊、2月以後には帝国陸軍本隊を3波に分けて送るという出兵計画のようです。

 以前もアジア・プレスのジャーナリストが同様のレポートをしてたけど、昨日の朝日朝刊によると、やっぱりサマワの人はかなり我が帝国陸軍を誤解していますね。
 路上生活する子供たちの支援や医薬品援助のために先月から2度目のイラク入りをしているという日本人ボランティア、北海道千歳市出身の高遠菜穂子さんという女性がサマワで市民の声を集め、現地の知人に訳してもらって、日本語にしてから友人に配信しているそうです。
 ホテル経営者曰く 「住民を雇ってビル建設や道路修復をやってくれるんだろ? アメリカやオランダは雇ってくれない」
 医師曰く 「病院の修復をしてほしい。薬も足りない。日本の軍隊って民間人のようなもの?」
 医師曰く 「武器を持って来るって? 糖尿病のインスリンも忘れないで」
 サマワ教育文化大教授曰く 「軍隊は必要ない。アメリカやオランダと同じことしないで」

 我が帝国軍隊は「自衛隊」と詐称している。「自衛隊」って英語で Self Defence Force です。これがなかなか理解できないフレーズのようで、どんなんだろ、「自警団」みたいなニュアンスで聞こえるんだろうか。日本の「自警団」だったら、なんで海外に出て来るのか分からんよね。プロの「自警団」とか解釈でもされれば、オランダ軍と同じ治安担当の武装兵士と思われないかね。
 サマワで聴き取りした高遠さんの話では、「武器を持たないNGO(非政府組織)のようなものと思っている人もいる」ということだ。「武器を持たない」が誤解なら「非政府組織」ってのも無茶苦茶な誤解、これで失業問題解決にも緩和にも役立たないんだから、住民の失望はどういう結果を生むんでしょうかって心配も浮かんでくるんだけど・・・。

やめさせようよ、コイズミ!
子供たちの未来や将来を守ろうよ。新しい世界を探そうよ。考えようよ。創ろうよ


03年12月28日(日)   天木直人、アギラシンセール、単細胞の岡崎久彦、ボケの塩爺

 本日の2本目。

 今朝のサンプロに天木直人が出て、元防衛庁参事官、サウジ大使、タイ大使等歴任の岡崎久彦と対論してた。岡崎は確か、韓国大使だか駐韓領事だかも経験してたんじゃないかなぁ、オレの記憶では。
 天木直人は外務省本省アフリカ2課長、駐米デトロイト総領事、レバノン大使を歴任ってわけで、元大使同士の激論なんて銘打ってたけど、岡崎は外務省本流、天木は京大在学中に外交官試験合格して中退で入省したという入口エリートの元キャリア官僚ながら、南アのアパルトヘイト対応を始め本省の指示に対して自己の意見を直言しながら傍流となり、最後はアメリカのイラク攻撃への日本政府の支持追従を批判する意見具申を政府と本省に送り、レバノン大使を最後に外交官職を「辞した」人(事実上は解雇ですが)。「元大使」と言っても、両人の経歴の背景は全然違う。岡崎なんて、今だって政府の安保関係アドバイザーの一人みたいなもんで、ブッシュとコイズミのつまらん「個人的関係」とやらの構築のための「地ならし」(事前工作ですか)役をしたってんだから、まぁ言ってみれば、ひいては日本のイラク問題・対米追従泥沼はまり込み作戦の重大な戦犯の一人かもね。

 天木直人についてはもう何回か書いてます。
 前駐レバノン特命全権大使、天木直人氏の「さらば外務省」
 前駐レバノン特命全権大使、天木直人氏の「さらば外務省」、補記2点
 天木直人、佐高信、ノーマ・フィールド、加藤典洋
 天木直人の「さらば外務省!」、粘着雑感

 さて、件の対論のテーマは「日本の国益」、具体的には「日本のイラク派兵や対米外交が日本の国益に合致するか」ってことだったのですが(司会は田原のおっさん)、いやぁオレが天木氏の立場だったらキレちゃいそうですが、感心したのは、天木氏の沈着冷静ぶりでしたね。

 岡崎のは本当にバカらしかったわ。日本の国益はとにかく、ひたすら、「日米同盟」なんだって。国益とは「国民の安全と繁栄」なんだけど(ついでに? 「国としての評判なんてずっと下のこと」ってワザワザ言ってくれてました)、「安全」の中に「自由」や「独立」も入る、ただしソレってのはアメリカに「肩張って」(この73歳じいさんの発言のままです、ん? 年齢差別?)物申すような「甘い」ことじゃないんだそうで。でね、海洋国家の日本は、7つの海を支配する「アングロアメリカン」(これもじいさんの発言のまま)と仲良くしてなきゃだめなんだって。明治維新以降だったか近代化以来って言ったか、とにかく「日英同盟」と「日米同盟」以外の時期は国が栄えなかったんだって強弁するわけよ。おいおいじいさんよ、それ以外って例えば第二次大戦のこととかだよねぇ。黒船到来や不平等条約交渉の頃とかも言ってるのかな。このじいさんの頭の中では、外交ってのは「同盟」「軍事同盟」以外は「戦争」とか「摩擦」「紛争」みたいなことしかないわけ? おっそろしく単細胞だな、このじいさん。大体やね、「私は情報が好きです」とか「今のアメリカは民意も対イラク政策を支援している」「撤兵主張の民意はゼロだ」(この断定はウソね、もちろん)、ハテは「もし民意が変化してきたら私が皆さんにお知らせしますよ」だってさ。ホント、好きなんだろうね、「情報」とか「データ」で遊ぶのって。
 岡崎は「アメリカは勝つまでやるんだ」「民意も今は政府支援」「先のこと言ったってシカタナイ」とか言ってたけど、ベトナム戦争の歴史なんかだって何も教訓にしないのかね。あまりにお粗末でバカ丸出しだったよ。でね、とにかく「国益」は「国民の安全と繁栄」、それは「日米同盟の維持」、それは「アメリカの政策を積極的に支援すること」「アメリカを裏切らないこと」、でですね、それが要するに「得」なんだってさ。逆に言うと、ソレしないと「損する」んだって。ほんと、子供の方が頭良さそうだな。ここまで単純な損得勘定理論って、そりゃ「情報」とやらがあれば外交はそれで十分って思うんでしょうなぁ。あきれました、ホント。

 で、また、もう一つあきれたのは、スタジオにゲストで出てた、あの塩爺が、天木氏に向かって「天木さんのは子供の理想主義だ。子供の議論ですよ。そんな理想だけで何ができますか」って、しかもそれを感情激しちゃって怒鳴っちゃってさ。天木氏の方はここでも沈着冷静で、「政治家こそ理想を語らないでどうするんですか。」って応えてたけど、なんかその上に重ねるように塩爺は吠えてたね。天木氏の著書「さらば外務省!」で、塩爺が関わった官邸の機密費問題も取り上げられてたからね、塩爺、相当に恨み持ってんだろうな。

 ちょっとだけ脱線しとくけど、外務省の機密費官邸上納問題が表面化した時、官邸経験アリの塩爺は「ありゃ野党対策にも使ってた。カネ渡したり、一席もうけてその費用の捻出に使ったり。」ってふうに、塩爺の映像と生の声付きで取材に答えて、それがテレビで流されたっていうのに、それから3週間ぐらいで財務大臣になって、今度は国会でその発言を問われ(たしか共産党議員に突っ込まれたんだったな)、国会の答弁の席で堂々と答えたのが、例の「その発言は忘れてしまいました。」ってヤツ。共産党は問題にしたけど、それから他の野党(もらったことある人多いんだろうな)もマスコミ(「さらば外務省!」によれば機密費はマスコミ対策にも使われてきた)もそれ以上追求しなかった。無茶苦茶な国やで。今日のサンプロだって、冒頭で塩爺の問題の発言と問題の国会答弁を流しながら、笑い話に使っただけ。塩爺に一言感想求めただけで、塩爺が「ありゃウカツだったと思うてます。」と答えてソレで終わりだ。どーしよーもないバカ連中だよ。

 話を天木氏に戻しましょう。天木氏は、一言で言えば、「国益」は「国民の安全保障、すなわち平和」と「経済繁栄」を指し、岡崎は「損得勘定」を強調するが、その土俵で言っても、対米追従は短期的な「得」であったとしても、今の「使用できる核」政策や先制攻撃政策を採るブッシュ政権に追従していくのは長期的に「損」にしかならないという考え。また、自衛隊イラク派兵は 3月20日のコイズミ対米支持公式表明の時から既定路線になっていたものに過ぎないし、アラブ諸国は人道支援にしろ軍隊にしろ、日本はアメリカに従っているだけと見ていて自衛隊にも大して注目してない、日本の自衛隊イラク派兵は実際のところ日本の国内政治の対処の問題にしかなっていないと言っていた。
 さらに言ったのは、今イラク派兵をやめればアメリカは注文をつけてくるだろうし、日本のその方針説明にも「今の」ブッシュ政権は耳を傾けないだろう、しかし直ちに同盟破棄とか、決定的な日米関係破綻にはならない、長期的に対していくべきだと主張していた。ビジネスにしろ安全保障にしろ、アメリカの政策に物申すとたいへんなことになる、何があってもアメリカに従っていく、アメリカを支援していく、それしか選択の余地が無いかの如く言うのは、あまりに偏っていると。
 アメリカは元々サウジの石油を重視してるが、長期的にみるとサウジは政情も不安定になる可能性があり、結局アメリカはそれに代る石油確保、石油利権、それに中東地域におけるイスラエルの安全保障を目的にイラクを攻撃して占領した。これは本音のところでは、当然ながらアラブ世界でも支持されていない。
 全く共感しますね、天木氏の意見には。

 オレも最早中年だし、年齢差別なんかする意図は全然無いけど、天木氏は56歳。岡崎が73歳で塩爺はもっとじいさんだろう。単細胞の脳足りんで、ただの「情報」オタクになってるじいさんとか、やたらと感情激しちゃうじいさんとかは、エエ加減に退場してもらいたいな。だってさ、二人とも生活は全然困らんのだぜ。塩爺なんて、政界引退の時の弁が振るっててさ、「生活に困るもんがいつまでもやってるんだ」ってんだぜ。生活に困らん、しかし脳は劣化した、ならもうイイじゃん、退場しろよ。統合失調したって、オレみたいなのは生活困るし、未だ人生半分なんだしさ、簡単に退場できんのよ。妻も子もこれからなんだ。とにかく塩爺と岡崎爺は「悠悠自適」の生活に突入して、もう社会に悪影響与えるようなところに出てくるな。テレビ出るんならバラエティぐらいにしとけって。

 この日記、最後に前から書きたかった人のこと書いておきます。
 現在の国連安保理非常任理事国の一国メキシコの前国連大使、アギラシンセール氏のことです。この人、本国政府から召還を言い渡された後、逆に自国政府に辞表をたたきつけ、先月 20日に国連を去りました。氏曰く、「アメリカはメキシコを裏庭としか思っていない」。  コトは対米姿勢が原因なのです。
 米英のイラク侵略戦争開始前に、常任理事国アメリカや現在非常任にも入ってない日本が、安保理理事国を「腕力」や「カネ」で恫喝したり懐柔したりしようとした んだけど、結局失敗。メキシコのアギラシンセール国連大使は、その当時粘り強く多国間協調を主張し、アメリカに追従しない各国理事をリードした人です。

 その氏が、先月メキシコの大学での講演で「アメリカがメキシコに求めているのは、アメリカにとって都合が良くて、格下の関係に過ぎない」などと批判、これにパウエル米国務長官が不快感を示し、メキシコのフォックス大統領が「大使の発言は間違い。全て撤回する」と応じて、今年限りでの大使更迭を先月17日に公表したってわけ。氏はそれに怒って抗議の辞表を自国政府にたたきつけ、さっさとその3日後の先月 20日に国連大使を辞めたってことになります。

 氏は、最後の出席となった 11月20日の安保理会合後、自国政府の弱腰を嘆き、「私はいつも真実を言ってきた。アメリカに対して言うべきことは山ほどある」、こう記者団に向かって発言したそうです。
 以上、前メキシコ国連大使のことは、11月22日の朝日朝刊「国際」面を参照しました。しかしまぁ、日本国の原口国連大使が「(イラクの大量破壊兵器)査察継続の必要性に疑念が生じている」と演説して米英のイラク侵略戦争を後押ししたのと比べると、同じ国連大使でもエライ違いですね。資質の違いですか。理念ですか、哲学ですか、何ですかね。カンリョー度の違いですか。転石転倒男のあっしも思考停止はしてないんで、考えちゃいますね


03年12月28日(日)   UKブレア、イラク大量破壊兵器を言い訳する

 本日の3本目。

 「必ず見つかる」と言ってきたブレアさん、「かって、間違いなく存在した」という過去形にトーン・ダウンしてるそうな。
 「クルド勢力やイランに対して使ったのだから、保有していたのは疑いない」との由。でもさ、それはもちろん暴挙だったわけだけど、それならもう国際社会が知ってたことだよね。化学兵器だか生物兵器だかをクルド民族に対して使ったり、対イラン戦争で使ったりした(でもイラ・イラ戦争で強力にサダム・フセインのイラク側を支援していたのはアメリカ!)のは歴史的事実なんだから。でもそれは今年3月の米英イラク攻撃の理由じゃなかったし、「今」(当時の「今」ね)保有してるのかとか開発しているのかってことを査察で調べてたんだよね。

 ブッシュの頭の錯乱振り倒錯振り よりは上品(?)だけど、似たり寄ったりかね。オツム(頭)はブッシュよりはずっとマシだと思うんだけど、対米追従にはまっちゃいましたね。ブレアさんももう大英帝国の恥さらし。ま、もっとひどいのは日本国のコイズミ・ソーリですか。


03年12月28日(日)   イスラエル軍特殊部隊13名がパレスチナ占領地での軍務に反対、イスラエル軍が西岸「隔離壁」反対運動に発砲

 本日の4本目。

 まずは今月 22日の朝日夕刊記事参照してます。

 イスラエル軍の精鋭特殊部隊「サエレト・マトカル」の予備役隊員13名が、今月 21日、パレスチナ占領地での軍務に反対する手紙をイスラエル首相府に送ったそうだ。
 曰く 「占領地でのイスラエルの作戦はモラルに反する」。予備役になってるベテランとはいえ、イスラエル軍のエリート兵士によるパレスチナ占領政策への反旗は注目されており、軍の上層部は兵士の懲罰を検討しているとのこと。
 イスラエル軍報道官は同日、「政治的な手紙」を非難する声明を出したが、件の手紙に署名した一人は、イスラエルテレビで、「我々はイスラエルを守るために軍務についているのであって、他者を抑圧するためではない。これは政治的な手紙ではなく、モラルの手紙だ」と反論したという。

 クリスマスの前も後も、ずっとパレスチナは攻撃され続けている。子供の死傷者も後を絶たない。イスラエルの良心の声が大きくなることを切に願う。

 一方、この間大きな問題として注目されているヨルダン川西岸地区「隔離壁」だが、昨日の朝日「国際」面によれば、26日、イスラエル軍の占領に反対する 「国際連帯運動」(ISM) の活動家ら約100名がカルキリヤ近郊で「隔離壁」への抗議運動をし、一部活動家がフェンスを切ろうとしたところ、イスラエル軍が実弾やゴム弾を発砲、イスラエル人と外国人の計2名が負傷した。活動家がイスラエル紙に語ったところによれば、「イスラエル軍は威嚇発砲をせずに撃ってきた」とのこと。
 ISMは「隔離壁」への抗議活動をたびたび行なっており、8月にも軍との衝突で11人の負傷者を出している。ちなみに、世界の関心が米英軍のイラク攻撃開始に集中していた今年 3月16日、イスラエルによる日常茶飯事のパレスチナ人家屋破壊を止めさせるため全くの非武装で活動していながら、その活動の最中に家屋破壊中のイスラエルのブルドーザーによって轢き殺されたアメリカ人女性 Rachel Corey(現地時間の当日午後5時20分頃、占領地パレスチナのガザ地区ラファの病院で死亡、ワシントン州オリンピア出身、享年23歳、当サイトの日記 3月22日付でも記述)が参加していたのが、このISM(The International Solidarity Movement)の活動である。

 ベツレヘムのキリスト教会でのクリスマス・ミサには、以前はイスラム教徒であるヤセル・アラファトも出席していて宗教和解の象徴の一つとも成り得ていたと思うが、ラマラの議長府でイスラエルによる軟禁状態にあるアラファト(パレスチナ自治政府の議長ということになっているが「自治」など名ばかり、実態はイコール「占領」である)は今年も出席できず、これで3年連続の欠席。イスラエルの横暴はいつまで続くのだろうか


03年12月28日(日)   フランスにおける「公共」と「信教の自由」

 本日の5本目。

 今月 21日に、フランスの公教育とムスリム女性のスカーフ ってタイトルの日記書きましたが、似たようなことが病院でも起きてるそうで。患者側による「信教の自由」だったり(女性患者が男性医師の診察拒否)、ムスリム女性のインターンが男性患者診察を拒否したり、また、男性のユダヤ教徒のインターンが女性患者診察を拒否したりと、現象はいろいろです。「信教の自由」でなく、「医師の基本的な倫理」を最優先とするため、フランス政府は近く、病院での政教分離(「公」と「宗」の「分離」)を明文化する新法を制定して問題解決を目指すとのこと。

 教育の場といい、医療の場といい、公共の場をどう捉えるか。「哲学」の国、フランスの attitude に注目です。


03年12月28日(日)   今日も来年も再来年も、いや、わしらは100歳超まで喋り続け生き続けます。

 本日の6本目。

 もうすぐ2004年ですなぁ。2×4=8 、末拡がりで縁起いいなぁ。ずっといいっすね、きっと。そう想いますぜ、あっしは。今も見つつ、先も観ましょう。何言ってんだか、あっしは分かるぞっ。

 答えは風のなかにある。

 昼間眠たい。夜眠れない。

 パラノイド・スキゾフレーニアは、消耗しつつも心をコントロールします。
 でも挫けません。大丈夫だっ!
 パラノイド・スキゾフレーニア・ハイは小康状態。分からん。
 大丈夫だっ!
 首と腰の椎間板さんはぼちぼちか。お付き合いやなぁ(泣、笑)。
 ヤクは止まらんです。ただし、覚醒剤は打たないで、キー打ちます。

 パラノイド・スキゾフレーニアの心は 金色の心 を探します。
 いつか、僕は解放されます。 そう想うことがまず大事です。実際の話、僕は解放されるのである。
 僕は 金色の心 を探します。

 高価なものでも高尚なものでもない。ただ、僕にとって僕らにとって、とても大事なこと。

 僕は粘っこく、勝手に生きます。愛する家族と共に。妻と共に。息子と共に。
 田舎や、田舎から離れて住む家族(この先はド「演歌」やけど、音楽はブルーズがええで・・・)と共に。

 トム・ペティ曰く 「ロックは attitude が大事なんだ。」

 僕だって(笑)、「ロックな日常を求めて」生きるって銘打ってるんだから(ヤク打ってません、飲んでます)、
 行動するにも姿勢とか構えが大事。attitude and action ってわけさ。容易じゃないけど、attitude がなきゃ始まらない。

 僕は粘っこく、しかし勝手に生きます。
 「社会」にもメッセージを出しながら、時には微力でも出しながら。
 この 日本国南東北 の地から