03年 7月 7日〜7月27日

最近の子供はどうか分らないけど、今の大人の多くはガキの頃に日記を何日か書いた経験があるのでは?
斯く言う私もその一人、当然この日記も不定期です。 (2001年8月19日、記)

03年 7月 7日(月)   七夕に休んで我が家にて

 今朝は全然ダメ。どうにもならない。身体が全く言うこと聞かない。6時半に起きてダメ。これは時としてある。ただし今日は理由が違う。いつもと比べたらずいぶん眠れたが、しかし起きれない。身体が動かない。フレックスのコア・タイムに向けてさらに1時間余眠ってもダメ。起きても身体がふらつく。一体あと何時間眠れば少しは楽になるのか・・・。明らかに昨夜の就寝前の神経科の薬と耳鼻科の薬の併用の結果だ(・・・と思う)。
 9時過ぎだったか、何とか職場に電話する。理由は言いようがない。背景説明(どの程度?)がなければよく分からん話だ。シカタナイから「風邪をひいたので休む」と伝える。鼻の調子が悪いが、医者によれば鼻風邪じゃなくて、こいつはアレルギー性鼻炎だ。だいたい休まなきゃならなくなった直接の理由じゃない。だけど神経科の薬のことまで話してたらよーわからんだろう。ああ嫌になる。結局昼過ぎ、1時頃まで寝た、眠った。こんなに眠っちまって今晩大丈夫か。いや大丈夫、大丈夫だと思わなきゃいかん、と思います。
 いつものことなら睡眠不足で朝起きて眠たくても、そのまま寝てたってもうろくに眠れないのに、それが今日はかなり眠れていた、と思う、なのに未だひたすら眠く、しかもそのまま熟睡。ちょうどいい薬ないのかね。今日はもう鼻炎の飲み薬はやめる。飲んだらおそらく明日も起きれない。鼻は点鼻薬のみ。夜は神経科の薬だけにして、元に戻る。で、眠れる? 眠らなきゃ。ああ何やってんだ。頭ぼーっとさせながらこんなこと書いてる理由は何? わかりません。書かなきゃいられんのですがな。体力も減退だ。まずは眠れなきゃいかんのです。夜は眠れん、昼間は頭のまわりがぼわーっとする。おーい、何とか治してくれ(誰に言っとんねん)。

 昼前に一度起きてきて新聞拡げたら、クラプトン来日の広告。やっぱ、その筋からの情報は確かだった。その筋って、要は Clapton's Door S Layla S ってサイトの情報ですがね。ここの掲示板のクラプトン情報は早いし正確。午後起きてから UDO のサイト見たら、今週水曜からネット先行予約を受け付けるらしい。こんなことなら火曜の夜にでも薬の併用やればよかったよ。もっとも午前11時開始なんて書いてあったからダメか。今日と同じなら起きれないな。妻も仕事だし、夕方トライしてもらうしかないかね。全国でかなりの人間が会社休んだり遅刻したりして先行予約やるんだろうけどな。僕は無理ですね。今日期せずして休んじゃったし。金曜も夏休み取るし。ちょっと休めん。つながるのに時間かかるから、もともと遅刻だって難しい。全くクラプトンのチケットは難しくなっちまった。以前はそんな大変じゃなかったし、発売日の早朝出掛けて、青山チケットエイジェンシーに並んで買ったりもしたな。横浜じゃ関内(だったよな確か・・・)の UDO に並んだな。並んで待って、だんだん前へ進んで行って、順番が来て、金払ってチケットをもらう。あの感触が良かったな。懐かしいよ。ネット予約なんて味気ないもんね。UNPLUGGEDTEARS IN HEAVEN の大ヒット辺りから、クラプトンのチケット取りは難易度がぐんと上がった。クリームと言えばアイスクリームしか思い浮かばなくて WHEELS OF FIRE なんてもちろん知らないし、かと思うと、FROM THE CRADLE のツアーでブルーズばかり演るとヒット曲が聴きたいわなんて言い出すような輩が大挙して駆けつけるようになってしまった。UNPLUGGED の後のツアーなんかでも、帰路「ブルーズなのに白人ばかりで演るなんて」なんぞと言ってるヤツも歩いてたぞ。まぁそんときゃ確かベースはネイザン・イーストでれっきとした黒人だったんだけどさ。白人がブルーズやっちゃいかんなんてルールはないわけっ! クラプトンにはバディや BB のようなブルーズは出来ないけど、クラプトンのブルーズなら演れるんですよ、クラプトンの場合。・・・ナニをコーフンしてんでしょうか僕は。別にクリーム知らない人が聴きに来てもいいよねぇ。もうクラプトンの音楽は相当に幅広で、まさに MUSIC っていうものになってるわけだし。それにクリームの頃のクラプトンは好きだけど今はねぇなんて言う人もいますから、いろいろであります。まぁブルーズちょっとかじって(あるいはかじりもしないで)ウンチクしちゃうのはやめましょう。・・・と、とにかく、クラプトンのチケットを取るのは楽じゃない。イイ席なんて宝くじみたいなもん。業界の接待に使われちゃうしさ。そういうヤツに限って平気で 1時間以上も遅れて入って来て最前列に座ったりするんだ。あ、また文句。

 クラプトンずっと聴いてないけど、チケットは取ります。その頃も聴けないまんまになってるかもしれないけど(わからんもんね)、とにかく行きます。それしか僕の選択はない。新聞の広告ではクラプトンの横にサンタナの来日公演も出てた。これは SARS による延期公演。もうチケットはだいぶ売れてます。元気な頃だったら、絶対こっちも行ってるね。今回は無理かな。サンタナも聴いてないな。聴けない音楽ばっかりだよ。どうしたらいいのかね。どうしたら「ちから」を取り戻すかね。どうしたら眠れるかね。どうしたら楽しくなるかね。いや、人生苦しい時だってあるだろさ。しかし毎日苦しいんでは、ほんとーに苦しいのであります。はは、何とかせにゃ何とか。アイディアないですが、いつかはねぇ。

 今日は七夕。天気は良くないが、とにかく七夕。昨夜は家族で短冊にいろいろ書きました。みんなの健康、みんなの元気、みんなの丈夫、音楽、仕事、息子の水泳、息子の野球・・・みんなでいろいろ書きましたがな。今日も明日もこれからも、ずっと生きていくのであります。
 仕事は明日、仕切り直し。仕事って何? いやまぁそんなこと、あんまり考えないで仕切り直し。何とかせねばなりません、いろいろと。いや、どうも長い日記でした(首大丈夫か、大丈夫さ)。人生はもっともっと、もっと、ずーっと長い。未だ未だずっと先まで続きます。続けますし、続きます。


03年 7月 9日(水)   クラプトンのチケットをゲット

 ゲットと言っても予約ですが。本日11時が予約開始時刻。仕事から戻った妻が午後 4時頃から始め、8時過ぎにようやく予約ページにつながりました。席は抽選。ふざけてます。前回なんか武道館2階席しかもステージ直上に近い右側最後列から数列目。何が先行予約じゃ。大英帝国のクラプトン公演のメッカ(?)RAH(ロイヤル・アルバート・ホール)なんか、ちゃんとチケット購入時に席位置開示するらしいぜ。アリーナの良い席がありますが、なーんて教えてくるっつー話だ。英米は結構こうやるみたいだけど、日本のお客さんは興行主にバカにされてます。まぁ我々がおとなしいんでしょう。前も書いたけど、青山や横浜で長蛇の列に並んで、整理券もらって、だんだん前に進んで自分の番が来て、そこで現金払ってチケットもらう。あれが懐かしいね。座席表から席を選べた頃もあったような気がするなぁ。インターネット予約は味気ないです。予約は翌日お代を払い込んで完了。席はチケットが届くまでわかりません。ついネット予約してしまうファン心理の弱さ。取れなくなるのも困るとか思ってねぇ(実際今のクラプトンだとアブナイ)。いけません。

 2年前は最後のワールド・ツアーと宣伝し、今回の日本公演のタイトルは Jusu For You ... 興行主の UDO さんもよくやります。年が明けたらイギリスやアメリカでもツアーをやるって噂もあって、これが連続したらワールド・ツアーみたいなもんですね。まぁクラプトンは前のような大規模なワールド・ツアーはもうしないって言ってたんだろうけど、イノセントなファンはメディアや興行主に振り回されますね。仮に前言翻したところで、別にアーティスト自身に責任はないと思いますが。ショービズ自体はやくざな商売ってとこありますね。あっしは最初からまた日本には来るものと思ってましたし、クラプトン自身は、もちろん音楽活動やめるともライヴやめたなんてことも、そんな言い方は一言もしてませんでしたけどね。

 はて、しつこいようですが、もう1年近く、ほとんどクラプトンを聴いていません。
 私が40余年の人生でもっとも心を引き込まれてきた音楽は、クラプトンとポール・サイモンのそれですが、関係あまりないと思いますが、リスナーとしての歴史が長いポール・サイモンの方は、比較的早いうちに聴けるようになりました。今なんかポールのライヴCDかけながらコレ打ってるもんね(実は今は3日後の土曜の昼間)。しかし何故かクラプトンは今もダメです。たぶんちょうど自分の人生がガタガタっと揺れてるこの数年間に限れば、頻度として聴き込んでたのはポールよりもクラプトンの方だから、そんなことも原因かもしれません。そういう意味では、バディとかのブルーズを含めて、聴けなくなってるのは他にもけっこう沢山あるのですが。音楽の質的な違いも多少あるかもしれませんが、よくわかりませんね。
 コンサートには行きます。デレク・アンド・ドミノスの頃のライヴみたいな感じを再現してみてくれないかな、なんて前からふっと思う時があったのですが、そいつは期待できないかな。歳も全然違うもんなぁ。ただ、何か変わったことやってほしいような・・・。このまんまコンサート当日までほとんど聴かないかもしれませんが、会場では聴きますよ。会場まで行って耳塞ぐなんて、そんなバカなことはしません。


03年 7月11日(金)   ヤクを変えてマシになるって問題でもないが

 今日は夏休みを取りました。家族で近鉄応援に行くためです。
 朝一番は床屋。その後は通院中の神経科へ。最近頭の周りがぼわーっとなると言ったら、昼間の薬が減りました。が、変わりに夕方別の薬を半錠ずつってことで加わりまして、就寝前の薬を含めて3種類となったのでした。とにかく眠れない、これ以上眠れないと身体がやばい、通勤なんてでけへん、こう思って眠る薬を求めて行ってみた神経科なのですが、まぁ医師としては当然かもしれません、昼間の方はどうですかと訊かれて答えたら、眠りの薬以外も加わって始まったのでした。確かに医師も言ってますが、モノの本によれば、この種の薬は、素人判断で勝手にやめたり減らしたりしてはいけないんだってさ。これからどうしますかね。わかりませんねぇ。肝腎の眠りもイマイチなんだな、この頃。さすがに飲み出す前よりはイイんですが。何にしても昼間も眠くなったり。いけませんな。
 つーわけで、自分としては、眠り以外ははて、クスリでどうにかなるとも思えんのですが、今のところ処方されてしまってイタシカタありません。首の骨痛めて(正式には軽いヘルニアと申すようです)神経症状緩和のビタミン剤も外科さんから処方されておりますから、まさにクスリ漬けです。でも、人間やめません。なんか昔、公共広告機構かなんかのCMあったよね。ま、僕は本当はヤクでもクスリでもなくて、普通の薬です。とほほ。


03年 7月11日(金)   2003年も近鉄を応援しております!

 我が一家は野球と言えば近鉄。元々僕は中日ファンですが、今年はセでは、昨年に引き続き阪神を熱烈応援中。監督が星野だってことと、とにかくアンチ巨人なので、巨人が優勝できないのは慶祝すべきことでして。
 で、近鉄ですが、今日は東京ドームでの日ハム戦を観てきました。僕は職場を夏休み、妻は早く出勤して早く退勤、息子は大急ぎで下校。バスに乗って某線乗車して某駅で乗り換え、山の手線で秋葉原へ、そこでまた乗り換えて総武線乗車、水道橋駅下車。東京ドーム、外野席へ直行。近鉄私設応援団が陣取る左翼側へ。試合前の練習中に弁当やビールを買い、いざ試合観戦。内野席はやっぱ空席が目立ちましたが、外野はほぼ埋まってましたよ。
 先発はパウエル。わりと打たれてしまいましたが、それを上回る「いてまえ打線」の活躍で近鉄が9対5で勝ち。快勝でした。我々の席近くに大村のホームランボールが飛び込んで来たし、最終回はローズのホームランも見れました。右上の写真は最終回表のローズの打席中の応援風景、この直後にローズのダメ押し特大ホームランが出ました。右翼看板下辺りに入ったみたい。ローズは守備がレフトなんで我々から一番近くて、守備に入る時に「ロ〜ズ〜!」と声かければ手を挙げてくれるし、いい感じでしたね。
 今回息子は「根性見せたれ」という新たに加えた手作り応援ボードを持っていったんですが、残念ながらそれが使えるテーマ音楽は今日はなし。しかし中村応援用(ただしクリック先の写真は昨年のひたちなか市民球場での観戦の時に撮ったもの)を始め、選手名書いた応援カードや近鉄タオルマフラー、応援用ミニチュアバットなど、いろいろ使って応援しました。

 試合終了後は近鉄私設応援団の皆さんや他のファンと共にしばし応援パフォーマンス。応援団の旗が打ち振られました(右下の写真)。いや、すごいね、ラッパ吹いたり旗振ったり大声出したり、ご苦労様です。みんな仕事何してんだろ。関東在住のファンらしいけど、札幌ドームにだって応援に行くって声も聞こえました。息子はリーダー役の横に降りてって一緒に応援したりして、メンバー並みの貢献してましたね。鳴り物の応援はよく批判されて(実際応援団の付近にいるとラッパは耳に響くし攻撃の回の度に立ち上がったりで大変)、僕も理屈上は批判派ですが、面白い経験ではありました。応援団メンバーでなければちゃんと前観ながら応援出来るもんだし、息子は楽しんでたな。やっぱ、もっとゆったりと観戦したい気はするけど(笑)。

 近鉄は昨年のひたちなか観戦も一昨年の大阪ドーム観戦も勝って3連勝(その前の年の母子だけの東京ドーム観戦は負けでした)。野外の球場が気持ちいいので今年は千葉マリンでも、とも思いましたが、日程が合いませんでした。僕は東京ドームは3回目ですが、野球観戦で来たのは初めて。その前はストーンズとイーグルスの各1回。ストーンズは初来日の時に妻と。イーグルスは今日と同じ3人でした。今日はとにかく、近鉄勝ってめでたしメデタシ。
   今日の写真はサイズ拡大リンク貼ってません。デジカメのスーパーファインモードで撮ってしまって(ただのファインでよかったな)、容量でかくてもったないんで。これでも十分なサイズかと思っておる次第であります。


03年 7月13日(日)   スキゾフレニク、パラノイアを語る

 なんてのはウソで、ただポール・サイモンの PARANOIA BLUES を訳しただけです。パラノイアってのは、妄想にはまっちゃってコモンセンスから外れてしまうような状態でしょうか。この歌の方は、S&G解散後のポール・サイモンの最初のアルバム (もう31年前の作ですね)の中の曲ですが、きっつーい歌詞ですねぇ。
 僕はこんなことないな。今は反対方向にヘン?(かどうかもわからんけど)かもな。みんないい人ばかり。いや、100人いたら 100人がってことはないんだけど、悪い人は少ないです(いないってことぁないんですが)。前はなんだこいつって思った人だって、この頃は大抵、この人もいろいろ大変だろうなぁなんて、程度はどうあれ、時にはシンパシー持ったりもしてしまう(まぁそんな今の僕でも嫌な奴は嫌なもんですがね)。この人もここはいい人だろうな、あの人もいいところがあるんだろうな、その人だっていい人だな、こいつは嫌なヤローだけどまぁいいところもあるのかもな、こういう感じが多いなぁ。どこかがいいって人ばかり沢山見えてきて、実際のところ本当に世の中そんなもんだね、たぶん。もちろん根っからの悪ってのも間違いなくいるってことは近頃のテレビ見ててもわかるけどさ。まぁとにかく、今の僕には沢山のいい人が見える。イイ人でなさそうだって、どこかにイイところを見たりする。 ・・・で、それで反って気が滅入ってしまったりする。肝腎なのは自分が何してんのかってことだな、俺は何なんだって思ったりする。気づけば何でも考えたりする。今だったり将来だったり過去だったり、でもリアルなのは今だけだな。とにかく、いろいろ考える。自分の存在、人との関係性、自分のやりたいこと(って何?)、自分が好きなこと嫌いなこと・・・。
 僕は paranoia(パラノイア、偏執病)というより、schizophrenia(スキゾフレーニア)の方が近いですね。ド素人が使う言葉じゃないけど。そのレベルにはなってないと思うけど、分裂傾向はありますね。昔は精神分裂症と言ってたのが、今は統合失調症というんですけどね。誰だって心の中の世界に対するイメージと現実世界は乖離してるんだけど、以前の僕がそうだったように、人は適当な距離で言わば妥協してバランスを取る。それが受容可能な距離を大きく超えてしまったら、バランスが取れない。心の中のイメージ(世界)も歪んできます。分裂します。調子を保てません。あ、こんなこと前にも書いてたな。 いちいち憶えてるのもいけませんなぁ(なら打つのやめろってか、やめません、え? 何打つの? いやキーボードです、キーボード ・・・ ジョークっすよ)。現実を加工する、心の中のイメージを加工する。両方をする。どれも出来ないな。両者をつなぐ回路もみつからないし、新たに作る手掛りもないな。ないっすよねぇ。自らはまっちゃったなぁ。どうすっかなぁ。

 ごく最近は、土日は比較的、少しの覇気は出てるかな。ちょっと前は平日の押し潰されそうな気分を土日もそのまんま引きずってたな。たまたま今だけなのか、どこか、心の中にほんの少しでも好転してる部分があるのか、よくわかりません。ほんの少しだけだからな。平日は何も変わりません。うーっと鬱屈してる感じだな。これ、変わらない。やっぱ、いかんかったな。ちょっと慣らされてるところはあるような気がするけど。ふっと我に帰る(?)とね。いかんかったなと正直思います。なんか店でもやろうよ。ん? なんじゃそりゃ。いつか何とかなる、なんぞと思って打ち続けるのです。ま、他のこともしてまっせ。食べたり寝たり、キャッチボールしたり(!)、他にもエトセトラ。そりゃ打ってるだけじゃ(キーボードです)生きてけませんです。ははは(?)。そのうちせめてギターケース開けたいなぁ。弦変えて弾きたいなぁ。せめて、ねぇ。いつだっ!


03年 7月14日(月)   コンサートのつまらん宣伝には幻滅する

 幻滅なんてのはウソで、ちょっと嘆息する程度。まぁ別に驚きはしないからなぁ。
 7月14日の朝日の夕刊に UDO による全面広告。こういうのって UDO の宣伝部みたいなとこがコンテンツ考えるのか、あるいは電通みたいな宣伝屋さんがやるのが常識なのか疎いんですが。広告ってのは EC の日本公演の宣伝です。2年前の来日の時はワールドツァーはもうやらないって噂を使って、もう日本でのライヴはこれが最後かもって大々的に宣伝したわけですが、今回の来日公演ツアーのタイトルは Just For You... これだけでへへって感じでしたが、件の全面広告にはごちゃごちゃ書いた挙句、本格的なコンサートはしばらくこれだけになる「だろう」(「」はあっしが付けました)という、貴重な、見逃すことのできないツアーである・・・だってさ。いいよ、そんなこと書かなくたって行きたい人は行くんだしさ。こういう書き方ってホント、げんなりくるな。

 確かに EC は前回の来日公演の時のワールドツアーの前には、もう大規模なワールドツアーは続けられない、なんてこと言ってたわけだけど。どこにもライヴやめたなんて言ってなかったし、日本に来ないとか、ましてや音楽活動やめた、なんて一言も言ってませんでしたね。まぁ今までのように世界中(?)イッキに廻るなんてことはやる気ないかもしれないし、やれないかもしれないし、しかしまたやる気になったりするかもしれない。そんなもんです。まぁ前のようには動き廻らんでしょう、たぶん。だけどね、いやな広告だね。ここんとこ2年毎に来日公演してるんですよ。まぁトシはトシなんでいつまで、って感じはあるけど、今年の公演の後だって、いつものようにまた2年後に来るのは十分考えられるね。僕は EC や EC の音楽好きだし、事情ありまして近頃ずっと聴いてないのにチケットは先行の初日にしっかりネット予約しちゃったし、それでもって EC は UDO の社長さんと仲いいみたいなんだけど(ホントのところはもちろん知らんけどさ)、こんな下らない宣伝は気持ち悪いね。EC の音楽はいいってことを書きゃ十分だよ。イマドキこんな宣伝文句に慌てて釣られる人もそんないないのかもしれないけど。まぁもしそうだとしたら、興行主も宣伝屋さんも、もうちょっとは真面目になった方がいいんとちゃう?

 その時点で先行予約はほとんどソールドアウトになってたわけだし、こいつは19日からの一般発売開始に向けた、っていうか、それどころかそれだってほとんどすぐ売り切れちゃうわけで、未だ発表してない、しかし内定済みの「追加公演」に向けて今からファンやファンもどきを扇動したいんだろうけどさ。根っからの EC 好きにはケッて感じのやらしい広告ですね。


03年 7月21日(月)   大量破壊兵器、BBC 、パレスチナ

 イラクの大量破壊兵器は未だみつかりません(っていうか要するに無いのかね)。ウランをニジェールから買おうとしてたって話はガセネタでした。文書も偽造でした。ニジェールのウラン採掘してるフランスの会社(だったと思うけど)、取材に答えて、1ミリグラムだったかもっと小さかったか、とにかく極少単位で管理していて、IAEA の査察まで受けてるんで、もともと有り得ない話だって言ってるって、NHK だったかのニュースでも報道してた。こういう取材って、なんで戦争前にきちんと出来ないんでしょうか。
 最近は、米英が主張したイラク大量破壊兵器所有説には、イタリアの諜報機関だか情報機関だかがからんだ説まで出てます。他にも、どこかの記者が情報つかんだけど真偽不確かでアメリカ当局に問い合わせたらペンタゴンの報告書やらブッシュの演説やらに使われてびっくりなんて話も。正確な話は物入れのちょっと前の古新聞開けばみつけられるんだけど、まいいや。その記者の新聞はガセネタかもしれないものを書くと後で大問題になるかもしれないので記事にしなかったそうで。

 イギリスの主張した情報は誇張意図で歪曲されてたって、BBC が放送したら、イギリス国防省がおかんむり。情報源はどこだ、いや言えんとやってるうちに、国防省から情報源と目星付けられ事情聴取されてた博士(国防省の顧問みたいなことしてた博士だったかな)は行方不明になって直ぐに遺体で発見。今のところ警察当局は自殺説なんだけど、もうワケわかりません。BBC は本人死亡を受けて憶測強まるのを避けるためか、遺族の了解を得て、死んだ博士が BBC の情報源だったと発表。報道側は情報源を特定しないで秘密を守るのが普通なんで、これはこれで波紋呼びそうです。

 BBC と言えば、近頃は訪英したイスラエルのシャロン首相の取材ボイコットにも遭って話題となりました。BBC が先月末に「イスラエルの秘密兵器」と題した番組を放送して、イスラエルの原子炉や、兵器転用をも企図したとされるバイオの研究施設を映像で紹介、大量破壊兵器の開発疑惑を理由にイラクを攻撃した米英両政府がイスラエルについては黙認するという姿勢に疑問を投げかけたそうで、これがシャロンを苛立たせたとのことで。BBC はなかなかやります。イスラエルの取材拒否姿勢にも抗議、非難しているそうです。

 そのイスラエルですが、大量破壊兵器ばかりを問題にすると本質を見誤ります。ガザやヨルダン川西岸では、大量の小型兵器も乱用しつつ、多くのパレスチナ人を殺し、またパレスチナ人の家々を破壊し、パレスチナ人を恐怖と絶望に陥れています。逃げ出すのを促したいかのようです。近頃パレスチナ自身のシンクタンクが公表した世論調査によれば、1948年のイスラエル建国で自らの郷土を脱出したパレスチナ難民のうち、元いた現在のイスラエル領への帰還を希望するという回答は1割だったそうで、多くがこれから出来ることを期待するパレスチナ独立国家への帰還を望んでいるというのが実態のようだと報道されています。しかし、これは単純に解釈するのは間違いです。このシンクタンクには調査結果がイスラエル側に政治的に利用されかねないとするパレスチナ人からの抗議が殺到している、というところまでは報道されてますが。これまでの歴史を経て、現存するイスラエル国土内に帰還してそこに住みたいなんて、夢に思ったって現実的にはなかなか考えられない。現在の占領地のガザやヨルダン川西岸に住むパレスチナ人だって、9.11テロやそれに続くアフガン攻撃、イラク戦争の陰でますます凶暴化するイスラエル統治への恐怖心が恒常化すれば、そして、一時のアフガニスタン(も忘れられつつあります)やイラクと違って、世界がそれを見て見ぬふりし続けるならば、そこに住み続けることの絶望の方が、ますます先に来るような心理状況になってしまうでしょう。報道は、世界の姿を正確に映し出しているのではありません。結局、覇権を持つ国々を中心とした話題に終始していくのです。時には報道の裏を読むように意識しなくては、操られるばかりです。裏なんて容易に読めるもんじゃないけどさ。


03年 7月21日(月)   私は誰でしょう、それがもんだいです

 昨日、ビデオに録ってあった「私はサムです」を観ました。I AM SAM です。
 良かった。WOWOW で放映した時もついちらっと観てしまいましたが、何とか一部で我慢して、昨日ビデオをじっくり観ました。で、今日、ホームページ開設以来、サイトだけ用意して放置していた 映画のページ を更新しました( I AM SAM はこちら )。映画は良かった。

 私のもんだいは、I AM ... って言えないこと。ウェブ上だから、なんて冗談ではありません。私は誰なのかって大変なことですね、私には。何をしてるのか。何のために生きているのか。とりあえず、家族以外では、今の私には 詩人ケン は支えの一つです。
 映画はいいっすねぇ。そのうち、いつか久しぶりに映画館にでも行きますかねぇ。そのうち、ギターも弾きたいっすねぇ。そいつは小さな一歩ですね。何言ってんでしょうか。ま、いいんすよ。時間かかるんだ、とにかく。今んとこ起きるのもきついんだから、くそっ。いつか、vivid(?)になりますかね。私は誰でしょう。って考えたってわかりません。それはある種の結果であり、それでいて過程であり。うーん。ま、何とかね。大事なものはちゃんとあるわけだしさ。


03年 7月25日(金)   二郎さんの神経科

 二郎さんの神経科に行った。二郎さんは本名ではない。僕が勝手にそう呼んでいる。坂上二郎に似ているのだ。喋り方まで似ている。二郎さんの処方する薬を飲むとトリップする(「飛びます、飛びます」)、というのはもちろん冗談だ。コント55号時代の二郎さんのお笑いネタの一つの「飛びます、飛びます」、子供の頃の僕には「トエマス、トエマス」としか聞こえなかったのだが、実際のところ何て言ってたのか、僕には確証がない。
 神経科の二郎さんはマメである。夕方の開院の時は入口前のカーテンを自ら外し、自動ドアのスイッチも自ら入れる。まるで店長自らがのれんを出す居酒屋のオヤジさんのようである。診療中に電話がきても自ら出たりしている(坂上二郎が電話をとるときっとあんな受け応え方だ)。別に二郎さんは二郎さんのところのスタッフと仲が悪いとか、スタッフが働かないとかいうことでは全くない。ただ、どうも二郎さんはマメな人らしい、のである、たぶん。

 この2週間、前半は今の僕にしてはまぁまぁだったが、今週は良くなかった。火、水、木といつもよりもさらに眠りが浅く短く、体がきつい。特に木、金が悪く、木曜から金曜にかけては、たぶん時間にしても3時間ぐらいしか眠っていない、しかも浅い、だけど夜中に眠られず時計見ると焦るので時計も見ず、ホントは時間はわからない。そのうち新聞屋さんのバイクが来たりすると、鳥のさえずりが聞こえ出すまでさして時間はかからない、焦り出したが、件のバイクの音は聞かなかったので、その前に一旦眠りにはついたらしい。以前は寝つきはまぁまぁでも夜中に起きて後は眠れず、というパターンだったが、とりわけこの2日間は寝つきから悪かった。木金は特に仕事帰りの時間が遅く、そもそも夕食が遅くなって床に着くのも遅れた。夕食後用のヤクも、何となく就寝の直前に飲んで頭が痛くなるような気がしてやめた。就寝前のヤクだけは飲んだ。
 どうも原因は2つあるらしい。一つは、今週は残業が比較的長く、より遅くまで頭の覚醒の度合いが強く、そのうえ結果として床に着くのも遅くなる。今の自分にいいはずがないらしい。まぁ今の自分のようなヤツだけでなく、基本的に日本のサラリーマンの労働は健康に悪いっていうのが、二郎さんの持論である。それはその通りだとは思いますが・・・。昔? の自分は11時、12時まで働くわ果ては時には金曜に泊ってしまって翌土曜も働くわなんてこともって時期がしばらく続いたりした時でさえ精神的に何とか保てていたんですが、なんて言ったら、その頃だってもう少し長く続けば何らかの悪影響はあったはずですよ、と。んーん、たぶんそうでしょう。僕はいろいろ考えてて、特殊なかたちで出たかもしれません。
 もう一つの原因は、木金については、夕食後のヤク(薬のことであります)を飲まなかったこと。こっちから報告して尋ねたんだが、二郎さんの回答はわかりやすかった。就寝前以外のものも、結果として睡眠に影響する。もともと僕の不眠症は不眠症として単独に存在しているものではないんだ。全くその通りだ。自分で自覚する根本的な原因があって、そのうえでさらに1日の気分みたいなものが、眠りを左右している面がある。寝る前までの状態を一定近く保つようにサポートしているものを、恣意的に減らしたりしては良くないのです。きちんと論理的に言ってくれたが、あんまりそのまま書くのはやめましょう、長くなるし。こんなこと書いてるくせにナンだな。

 ラジカルな部分は二郎さんがどうにか出来るものではありません。当然ながら二郎さんは神様ではないし、スーパーマンなんかではないのです。ただ、このまんまいったら心身、さらに直接的に身体がきつくなる、そう思った僕が行き始めた二郎さんは、今回ちょっと頼り甲斐があるように感じた。こうやって過ごしている僕は情けなく感じたりしているが、二郎さんのところに行くのは悪くない。風邪をひいたら医者に行くように、心身の心の方だって不調になれば必要な時もあるのさ。まぁ実際のところ、ココロは容易じゃなくて、行ってココロがホントに何とかなるわけじゃない。ただ、心身の身の方への影響をくい止めなくちゃいけないだろうし、それで多少はココロも和らぐ時だってあるのさ。あるラインを超えると多少の違いは意味あって、その多少でも僕には「小さい」ことじゃないものなのさ。僕とか私とかオレとか自分とか、何か一つの言葉で言うのは難しいね。ったく。とにかく書くのはやめられませんで。ほとんど読む人がいなくても、自分以外の第三者がアクセス可能なところに書きとめる、これは実は微妙なバランスの問題でもあります。少なくとも、たまたま前からホームページを開設してサイトを持っているんで僕にはこうしている以外考えられない。もしも HTML を独学してホームページを開設してなかったら、少なくとも今の自分には、ゼロから HTML 覚えて、あるいはビルダーとか簡単なソフトでも買って(今も持ってないんだなぁ)、これから開設するなんてパワーはちょっと想像できない。まぁコトバをはじき出す場所を確保しておいて良かったよ。…かな? ま、いいや、これは。 


03年 7月27日(日)   きのう見た夢

 S&G のデビュー作「水曜の朝、午前3時」の中に「きのう見た夢」という曲があります。ちなみにデビュー作ではカヴァー曲が多く、件の曲はエド・マッカーディーという人(僕は知らない、たぶんその頃人気あったフォーク・シンガーでしょう)のオリジナルです。原題は LAST NIGHT I HAD THE STRANGEST DREAM で、このタイトルだと今日の日記にピッタリ。でも中身は全然違います。実は邦題の方には副題が付いていて、「きのう見た夢(平和の誓い)」なーんてなっておりまして、これが内容を示していて、昨日見た夢のなかでは世界は和解し平和が訪れようとしていた…と唄われる歌でして、僕が昨日見た夢とは全然違います。まぁ何故か米兵は登場しましたけどね。

 One of the Strangest Dreams that I ever had だったのは間違いありません( One of なんてったって、他に匹敵する奇妙な夢を見たことあったとして、そっちはもう覚えてないんですけどね)。昨日書こうと思ったけど、「映画」の更新の方に熱中しちまった。

 夢っていうのはけっこう荒唐無稽で、現実では有り得ないことが起きたりして、例えば、互いは知らないし生活圏も遠く離れている僕の二人の友人が、夢の中では一緒の時間と場所に現われたりもする。こういうことはよくあります。まぁ現実とは違うけど、何かその時期の心理とか、時には現実にあった事柄なども、いろいろデフォルメされたりして反映されるのでしょう。

 昨日の明け方(だと思う)見ていた夢は(その前の時間帯も何か別のを見ていたようです)、本当に、群を抜いて荒唐無稽でした。場面設定、展開、登場人物…その組み合わせ等々ムチャクチャでしたね。大抵の夢は目覚めると夢見たこと自体忘れてしまってると聞きますが、昨日の朝のはあんまり凄くてはっきり記憶していて、起きてから直ぐに妻に言って大笑いしました。夢には夢を見る人の精神世界や現実世界が何らかのかたちで投影されているのでしょうから、どこまで笑えるのか、実は悩ましいのか、本当はわかったもんじゃありません。ある細部の設定にはほとんど投影されていなくて何でもよかったんだけど、ということだったり、別の細部の設定には何か特別なものが背景にあったり、その投影度もゼロに近いところから極大デフォルメまで、幅が大きいと思うんですがね。フロイトさんに夢判断でも頼みますか。まぁ昨日のは実は大体は自分で思い当たるフシもあって、心の底ではあんまり笑えないのが正直なところです。

 夢の舞台はフランス。おそらくパリ。何故か僕の職場の同僚やエライ人の一部なども出てきて、僕は家族3人でいて(息子は未だ今より小さい頃の息子だったと思う)、妻が僕の職場のエライ人に、昼食は別行動にいたします、なんて言ったりしてる。僕もそう思ったみたいだけど、何故か妻の方が行動してた。その後はたしか、フランスの国会議事堂みたいなところに場面が移って(でもどういうわけか小泉なんかも顔出したような…)、そこが日本人の一団の歓迎のようなことをやってる。で、歓迎される側が答礼なのか何なのか、マイクを取ってカラオケで歌うんだけど、僕が昔カラオケでたまに唄ってたダウンタウン・ブギウギ・バンドの「身も心も」って歌を、しかも僕の職場の同僚の一人が大声で怒鳴るように唄い出して、僕は横で音程取ろうとして一緒に声を出している。それから議事堂の後方出口の方に行くと、しらけた同僚の一部が何か愚痴ってた。・・・で、この後が凄くて、目覚めた後の僕は思わず妻に伝えたくなっていた。

 この後の展開では、場所はたぶんパリのルーヴル博物館近辺の広場で、そこでアラブ系のフランス人が何か言って周囲に乱暴なことをしていて、それがどうも日本の武道の使い手のようで。で、僕が勇気を出してかどうか、そのアラブ系の人に格闘を挑んだんですが、僕は彼に両腕の手首を取られました。・・・で、いよいよこの後です。

 手首をひねられた僕は、とっさに彼の手首を逆にひねり返したのですが、その瞬間のことでした。彼は突然ウルトラマンのようなサイズにまで巨人化してしまったのです。僕はただ唖然としたんじゃないかと思う。そしてその後、舞台はいきなり(おそらくニース辺りのイメージですね)フランスの海岸へ。僕は遠目に海岸を見てたんだけど(つまり、場所としての海岸しか残像がない)、その海岸では大勢の人が走ってるように見えて、しかも目立ったのは、その中を何かに向かって走る米兵達の姿でした。僕はそこで目覚めたのでそこでエンド。・・・むちゃくちゃや。

 時間と場所を共にするはずのない人が一緒に出てくるなんて類は夢ではよくあるんだけど、アラブ系フランス人の巨人化なんてのは、全く違う種類の荒唐無稽さでしょう。アラブ系フランス人が出てきてもいいんだけど、人間が巨人化するなんてのは、僕はちょっとそういう夢は以前は記憶にない。

 夢は普通(?)どのくらい見てるか知らないけど、以前の僕は、少なくとも夢を見たとしても自覚として残る、あるいは残像が残ったなんてのはそう頻繁ではなくて、あ、夢を見たな、と目覚めた時に思っても中身を思い出せない、あるいはその時覚えていても、再び眠りにつくと忘れる、もしくはそのまま起きても間もなく忘れる。そういうパターンでした。
 それがこの数ヶ月は違う。大体眠りが浅くて短いけど、夢ばかり見てる感じ。しかも目覚めた時に内容を覚えてることも多い。まぁそれにしても昨日の人間の巨人化は驚き。中身のことはフロイトさんに訊かなくても結構わかるな。舞台がフランスだったのは他愛もない背景だけど、僕の精神世界と僕の現実世界の今がいろんなところに投影されています。それに直ぐに思い当たって、僕は笑えなくなりました。夢自体は深刻じゃないんだけど、やっぱ苦いです。

 ま、夢は夢。何とかなるがな。Anyday, Someday やがな。