04年 9月4日〜9月26日

最近の子供はどうか分らないけど、今の大人の多くはガキの頃に日記を何日か書いた経験があるのでは?
斯く言う私もその一人、当然この日記も不定期です。 (2001年8月19日、記)


04年 9月 4日(土)   オリンピック、国旗、国歌

 先月はアテネ・オリンピック。近代オリンピック発祥の地アテネに、オリンピックの聖火が還った記念すべき月だった。開催期間中、ちょこっと書こうと思ったこともあったが、いつもの嗚呼疲れる手が痺れる作業シゴトだ上腕が張るほとんどそんなことばかり書いていたな。

 今日も手が痺れてるし(笑)、先月知人に送ったメールにいささか乱暴に書いた五輪話をここに引っ張っておこうと思う。

 これは8月23日の記。
・・・レスリング浜口負けたのは残念だったけど、でもほんとマラソンは凄かったですね。野口えらい!
 オリンピックになるといろいろ左系のメディアが五輪の悪口言い出しますが、別に僕は批判あんまりしませんね。そりゃいろいろ問題ないことはないけど、人間、こういうのは必要なんですよ。人類があみだした、世界中で盛り上がる儀式なんです。盛り上がれない貧しい国だってあるだろっという人もいないことはないんですが(けっこういる)、そういうことばっかり言ってると世界中ものすごくつまらん世界になってしまう。五輪なんて結婚式や葬式みたいなもんで、大方の元気な世界が(パレスチナやイラクみたいな元気あると言えない国だって参加しますが)共にする冠婚葬祭みたいなもんです。冠婚葬祭はやっぱり関係者は盛り上がります。
 僕は君が代は嫌いなんで、韓国の愛国歌みたいに盛り上がる歌に変えたいですが。来年の息子の卒業式と入学式、僕らはぜったいに起立しません。息子には着席を強制したりしませんが(笑)。

 次は8月24日の記。
・・・アメリカがもし(国旗変更まで)押し付けて日本国旗が変わっていれば、改憲の初期の動きのように、押し付け国旗は反対と保守派もしくは右翼が主張して国論、世論を二分し続けたでしょうね。結局ジンミンがやれないのならダメです。だから僕はある意味、日本の民度にあった憲法を持って愚直かつ泥臭く生きて、自分の手でだんだん変えていくという「国の生き方」もあったのではとも想像してしまいます。「たら、れば」は言ってもシカタナイですが。
 日本が戦前をきちんと反省し、かつ忘却しないでいられるなら、それを前提としつつ「日の丸」を背負い続けるという「生き方」すらあったかもしれません。そんなこと日本人じゃ無理かなぁ(笑)。

 ・・・日本が根本で負を負っているのは確かですが、あのとき(サッカー、アジア杯の中国開催のとき)の中国もいただけません。江沢民以降の教育が影響してるのも確かではあるだろうし、それまで反日を押さえつけてきた中国政府の政策の反動もあるかもしれません。日本人サポーターがペットボトルを投げつけられたり、サポーターや選手がスタジアムから出られないほど外の騒ぎが続いたり、プレイと関係ないところでブーイングが続いたり、日本の過去と(責任を取らない、首相が靖国に参拝し続けたりの)現在に主因があるとしても、ああいう反応をスポーツの場でしてしまうのなら、少なくとも現代の世界では、国際大会など招致しないほうがいいと思います。
 もちろん日本を肯定などしません。日本に問題があるのは確かですが、日本はやはり首相や閣僚の靖国参拝など止める一方で、ああいう公使の公用車が被害を浴びるようなことにはもっときちんと抗議するのが「普通の国」(うわっ、小沢の言い方してしまった・・・)だと思います。もっとも前者もできない日本は後者もできず、どっちつかずでどうしようもないですね。

 フランス国歌は暴力革命の歌だと悪口を垂れる人もいますが、あれはあれで現代につながる自国のジンミンの歴史を謳い上げています。アメリカ国歌も、現実はともかく、PEOPLE を謳い上げています。でしたっけ(笑)。
 韓国の愛国歌は、実は歌詞は知りませんが、なんだか感動的旋律です。ジンミンの力で歴史を切り開いてきたその矜持を感じさせるのですが、まぁ僕の思い入れのせいかもしれません。
 君が代は嫌ですね。なんとか変えられませんかね。上を向いて歩こう、とかでもいいんですが(笑)。あんまりジンミン感じないか。何かバックボーンになる歴史を作ってないとダメですね。今の中年以上の世代、もうちょっとがんばれるでしょうか・・・。
 天皇も、なんつーか、ここんとこのマシャコさん騒ぎみててもアホらしくて。でも神経科の病持ちとしては同病相憐れむってことにしようかな。
 マシャコさん、皇室に嫁がなきゃ今頃さっそうと外交官やってたでしょうね。まぁ良い外交官だったかは分かりません。凄い嫌味な役人だったかもしれないし・・・。そういえば、去年だったか売れた、天木直人の「さらば外務省」って本読みましたか? あの人は凄いですね。役人なんでもかんでも否定したりはしません。ああいう人もいるんです。と言っても、結局だからこそ外務省やめたのか(笑)。

 ここから付け足し。
 アテネはね、むかしむかしの学生時代、合計3週間ぐらいいた。途中1週間ほどサントリーニ島に行ってたからね。あのときも8月頃だったんじゃないかな。アクロポリスの丘のパルテノン神殿に何回か行ったよ。そこで宇宙まで透き通っていきそうな透明な青空の下、何が古代の哲学者の思考を深めたのだろうか、なんて僕は感慨に耽っていたんだな。ほんとかね(笑)。プラトン、ソクラテス、アリストテレス・・・。遠いむかし、たしか野坂昭如が「ソ、ソ、ソクラテスか、プラトンか・・・みーんな悩んで大きくなった」なんて歌を何かのTVコマーシャルで歌ってたような気がする。
 哲学とくれば一気に17世紀フランスのデカルトまですっ飛んでしまいましょう。スコラ哲学を脱したとか何とか、「我想う、ゆえに我有り」だね。おいらのこのサイトの日記索引『雑感』ページの頭に載せてるよ。演繹法とか考えたりするわけじゃないけどさ、ぜんぜん。おいらはむかしからこの言葉が好きなわけ。デカルトの哲学ということでなく、このフレーズが好きなんですね。
 演繹しますか、帰納しますか、批判しますか、構造しますか、ポストモダンしますか、なーんて言ってる間に他のこと考えますか。何を?

 オリンピックと関係なくなっちまったなぁ。ま、オリンピックは人間の祭典祝典として、国旗国歌持ち込まないで五輪の歌とか(あったっけ?)五輪旗とかでやるのがいいねぇ。大体TVも新聞もうるさいよ、金メダルが何個だ、メダル総数が何個だ、メダル数の国別ランキングがどうしたこうしたって。うるさくてかなわねえ。春になると大学合格者数ランキングを掲載し出す週刊誌の一群みたいに愚か者だね。うるさくてかなわねえや、ったく。


04年 9月 4日(土)   ま、元気出して

 いらいらすんな、××すんな。ま、元気出して。

 相も変わらぬ作業シゴトの日々。しかし身体もたんからね。以前のようには遅くまで居ません。まぁ終電の日もあるし、基本的に早かないけどな。
 来週ジンジが発表されるらしいが、うーん、全貌知ったけど、なんでおいらの課の実務完全個人分業態勢のなかでの半年欠員が補充されないのか理解に苦しむなぁ。案外おいらがガチョウでなかったら補充されてるのかもね。おいらは出戻り、憎まれものさね(笑)。
 ここんとこは疲れまくってて終電日数も減りはしたし、土日に自宅で作業シゴトするのも前より控える傾向であります。だけど実は何も作業シゴト環境は変わってない。っつーことは作業の山は聳え立つばかり。昨日はだいぶ自宅PCに作業送り込み、バッグにも持参してきた。明日、ちとやるしかあんめえってな。

 メチコバールにオパルモン、クラリスにアレギラ(だっけかな)、なんたら点鼻ヤク、レンドルミンにルボックス、HTMLにLSD(最後はウソよ)。おいらは今日もヤク漬けよ。腕パンパン、手は痺れ、・・・脳みそはバクハツして溶けちゃいそう。溶けねえって。

 いらいらすんな、××すんな、大通りぶっ飛ばして、チョッパーズ・ブギ。ま、元気出して。なーんて歌が高校の頃聴いたティンパン・アレイのキャラメル・ママの中に入ってたような。
 脈絡飛ばして、今日の締めはディランさん。 I Shall Be Released. _


04年 9月12日(日)   43歳から44歳への橋渡し雑記日記

 【9月10日(金)】
 朝から体調わるく(いつもまぁよかないが)早め退勤のつもりが結局終電。
ところで、おいらの第一の友人の上司は能面のような顔で「私」、つまり自己というものがないらしい。しいて言えば、作業シゴトに没頭するのが自己と心得ているようだが、そんなもんに頭を没したら自己など無いも同然。自我もない。毎日能面のような顔で感情も見えず(たまにイラついてる様子は分かるらしいが)、近くで働いていて嫌で嫌でたまらんようだ。嫌でない人も世の中にはいるんだろうが(まぁ自由かね)、おいらの第一の友人は嫌悪している。おいらも嫌だね、そりゃ。

 【9月11日(土)】
 10日の作業シゴトの後の終電で日付変更線を乗り越え、おいらの44歳の誕生日を迎える。ただし、はておいらは 1960年9月11日の何時何分何秒に生まれたのか。親父お袋におおよそのことは聞いたことはあるが、結局直ぐ忘れるようだ、おいらはこの件。
 駅にヨメさん迎えに来てくれたときはとにかく誕生日ってやつに入って40分くらい過ぎてたね。カーステからスティーヴィーのCDの曲が流れてたので、ちょうどそのCDに入ってる HAPPY BIRTHDAY へ進める。でもあれ、偉大なるキング牧師の誕生日のことが歌われた歌だね。ま、いいか、ええ歌やねん。詞も曲も。

 深夜のバン飯食って、ヨメさんには先に寝てもらう。おいらはなかなか寝られない。で、早朝って言っていい時間に寝床についたけど(朝刊のバイクは来てたな)、寝床についてから就寝前のヤクを飲んでないことに気づいた。だけど身体は疲労困憊、あらためて下に行って飲む元気はなかった。眠れない、しかし下に行く気が起きない、ヤク忘れてた、眠れない、その繰り返し、ここんとこの再びみたびの症状なんだが、何度もユメ見て、眠ったのは正味1時間程度か。身体は睡眠を要求しているのに頭がその逆に向かってしまうこの分裂はきつい。おんなじ身体の中で起きてるんだからたまらんわ。電話の音で起こされたり(しかし電話のある下まで行く元気ない)、そんな感じで時は経ち、昼前後から居間に下りてソファに寝る。S&Gの '67年NYでのライヴ盤かけながらうとうと。

 二郎さん神経科のヤク切れる頃。ここんとこユメ多くてよー眠れん症状がたびたびなんでちと話そうかと思ってて、ほんまは金曜に行って直接話そうと思ってたが、終電作業となり行けず。ヤクはヨメさんに取りに行ってもらった。だからいつもと同じヤク。まぁそれでええんかな。よー分からん。
 そうだ、寝てる間にむかしの横浜時代の職場バンドのメンバーだった人(ちょー上手なボーカル、このバンドは要するに世間のアマチュアバンドにありがちなパターンの逆で、二人のボーカルが抜きん出て上手かったのだ)から留守電入り、わりあい近くに来てるのでとの話も、結局疲労困憊超絶睡眠不足のおいらは電話して久方ぶりの会話をするのがやっとであった。しかしほんとに久方で電話は1時間以上だったな。

 誕生日、疲れた身体をひきずって(とほほ)、妻子と共に外食へ。ヨメさんの上手い料理とどっちにしようか迷ったけど、それは毎日食べてるので、なんて理由で外食へ。街に最近できたらしい焼肉屋に行った。なかなか美味でしたよ。
 帰宅後、鉄道関係専門ネットショッピングに息子の会員登録。息子の誕生日ももうすぐだが、毎年のように買ってるNゲージ商品、今年はここからね。割引あるし。息子が選んだもの注文。両家のじいさんばぁさんと親からの合算、残額は貯金さ。息子は自分の貯金も出す予定だったけど、割引のおかげで出さなくても済みそうか。送料くらい出させようか。
 ものすごい睡眠不足の末に就寝。はて、眠れるのか。もちヤクは飲んだ。

 【9月12日(日)】
 日曜朝、10時半くらいに身体起こす。もう1度寝たかったが、しばし試してみたが無理だった。身体の要求と頭の方向が逆に向かう。眠れない。で、起きる。サンプロ。午後は自宅仕事を妻の協力得つつ敢行。妻は息子の野球へ。おいらはしばし休んでから、そしてこのHTMLヤク打ってからまた仕事に戻る。
 結局火曜だったかに発表された人事、事前情報の通り、ワケ分からんポスト(のためのポスト)みたいなもの含むヤツ。なんでおいらの課の実務完全個人分業態勢のなかでの半年欠員が補充されないのか、ほんまにおいらがガチョウでなかったら補充されてるって気もしてくるね。おいらは出戻り、憎まれものさ(笑)。おいらの第一の友人の上司は能面ヅラの無私なヤツ。いや、無私なところにこいつの「私」というものがあるのかな。そんなもの「私」じゃねーだろ。しかし「奉公」ってわけでもなく、ほんまの「私」もなく、ふざけるんじゃねえよ ってか。


04年 9月12日(日)   44歳、米寿の半分

 昨日がおいらの誕生日。そうだよ、9.11さ。大体おいらはあの9.11の頃から心身が本格的に傾き始めたんだ。まぁその5年くらい前から兆候はずっとあったけどさ。3年前の9.11頃からひどいもんだよ、おいらのスキゾフレーニアは。

 44の誕生日。祝うとかどうとかはさて措き、でも昨晩はおいらの誕生日ってことで家族で外食。
 祝いとしてはね、CDをこのあいだ買ったよ。スティーヴィーのベストの2CD買って、ええ曲ばかりだけど、おいらが妻との結婚式のときに流した LOVE'S IN NEED OF LOVE TODAY ってすんばらしい曲が何と入ってなくて、横にあったスティーヴィーのバラード・コレクションみたいなのには入ってたんで結局2CDを二つ買った。ここんとこ十数年使ってたCDコンポにガタが来てて、これまでにも何回か修理してたんで、ついに買い替え今度はケンウッド。音ええよ。MD、CD、カセット全部付きのコンポにしました。これもこのあいだ買ったよ。うちの家族はみんな音楽ないと暮らせませんからね、別にこれはおいらの誕生日とは関係なし、我が家の必需品さね。これで今、聴いてるよ、LOVE'S IN NEED OF LOVE TODAY 、ええなぁ。今、妻子が帰って来ました。

 今日の朝刊書評欄に、(たしかカヌイストの)野田知祐の『少年記』ってのが紹介されてた。別においらはこの本を買おうってんじゃないが、この記事によると(たぶんこの本に書いてあるんだろうけど)、野田の母親の口癖に「人間は50歳からでも充分間に合う」ってのがあったんだと。

 人間は 50歳からでも 充分間に合う。

・・・だな。生きてくべ。 I Shall Be Released. _


04年 9月19日(日)   息子が誕生日迎える週に

 【9月13日(月)】
 忘れた。特に早くはなかった。(火)(水)(金)以外、はっきりした時間は記憶ナシ。

 【9月14日(火)】
 終電乗れなかった。24時過ぎに退勤。途中の駅まで、妻に迎えに来てもらった。1時近かった。家に着けば1時半。シャワーに晩(?)飯。何時に寝たんだ? どれだけ眠れた?

 【9月15日(水)】
 終電乗れなかった。24時過ぎに退勤。以下、同上。

 【9月16日(木】
 翌日の息子の誕生日を考えると、作業シゴトをできる限り進めておいて、翌日はせめてケーキの時間に間に合うよう帰りたい。・・・しかし2日連続午前サマ残業で疲労困憊のキョクチ。やむなく(?)早めに退勤。もう疲れきってるんでね。
 明日は早く帰れない。息子曰く「ケーキの時にも帰って来れないの?」。すまん、本当にすまんのだ。すまんということしかない。

 【9月17日(金)】
 息子の誕生日。妻の両親も来てる。お母さんは身体の強い人ではないが、翌日の孫の小学校の運動会を観たくて、お父さんの運転するクルマでやって来た。
 途中、息子に電話。祝誕生日。でも父ちゃんは遅くなる。運動会は小学校最後の運動会なんだから、そう思って徒競走は頑張ってみなさい。1位や2位を目指して3位以内に入れるように頑張ってみな。
 おいらは24時20分頃退勤。もちろん終電ナシ。2つ手前の駅までの終電。おまけに7分ほど電車が遅れた。その電車の終着駅まで、例によって(例によって、にしたかないが)妻の迎えを受ける。家に着いたのはもう2時が眼の前さ。それからシャワーに晩(どこがじゃ!)飯。何時に寝たんだ? 息子の誕生日だったのに。土曜は朝から息子の運動会だってのに。

 ・・・こんな週だったよ。


04年 9月19日(日)   息子の誕生日、翌日の運動会

 9月17日は息子の誕生日。おいらはその中に帰って来れなかった。上に書いた通りさ。
 今年の息子の誕生日の贈物はNゲージのカシオペア客車車両セット。動力車付きセットはもうあるんでね。ネットショッピングで買ったよ。25%引きだぜ。

 息子は12歳。小6だ。だんだん少年らしくなってきた。だいぶ成長したよ。

 翌日の土曜は運動会。息子はこれまで徒競走で3位に入ったことなかったけど、今年は小学校最後の運動会、1位、2位を目指して頑張ってみようと話し合っていた。
 頑張ったね。息子としてはかなり力強い走り。3位。走り終わったあと、機嫌良さそうに見えたが、帰宅してから言えば、ずいぶんとクールになってた。どうも上には1位や2位があって、悔しさもあるようなんだな。ええわええわ、悔しかったらまた今度頑張ればいい。野球もあるし、他にもこれからまだまだいろいろある。悔しい気持ちはそれはそれで大切だ。おまえの将来はまだまだ続くのだ。_


04年 9月19日(日)   日本プロ野球選手会スト、断固支持!

 9月18日、19日は日本プロ野球初のストとなった。おいらは選手会を断固支持する!

 結局、交渉決裂の最後の一線は、新規参入について「来季に向けて」「最大限努力する」という文言を機構側、経営者代理人のような連中が受け入れなかったからだ。新規参入には既にライブドアと楽天が手を挙げている。一昨日だったかの記者会見を録画で観たが、機構側の人間は審査は申請後30日以内に行なうと書いてあるのに何故時間がないと言えるのかと記者から攻められていた。全くだ。

 今朝のサンプロに、以前プロ野球の経営に携わったこともあり、球界事情に精通していてここんとこよくTVに出るおじさん(名前何だっけかな)がまたいいこと言ってた。既に現時点で2者が新規参入に手を挙げている。計画に具体性もある。機構側が未だ実は公募すらしてない。募集するという見解すら出してない。問題は機構側に本当にヤル気があるかどうかだという。その気になれば、時間は余ってしまうほどなんだと。

 球界がこうなったのは元々ナベツネとツツミの悪巧みのせいね。これにオリックスの宮内も加担してるらしい。宮内もロクなもんじゃなかったね。
 選手会の例の文言には、セでは巨人以外は受け入れの考えを示したという。パでも日ハムなどはそうだ。おそらくダイエーもそうだろう。ダメなのは巨人はもちろん、他には西武、オリックス、ロッテ。
 息子が大の近鉄ファンのおいらとしては(おいらも妻も近鉄応援してんのさ)残念だが、近鉄にはもはや力も影響力もあんめえ。経営者の方はね。

 何にしても、この件、一連の流れ、経営者のおっさんたちはカスだよ。ま、ナベツネ、ツツミ、宮内あたりが一番の悪玉なんだろうけどな。
 選手会のストは断固支持! あとは心配なのは、日本のバカなメディアとバカな一部(?)コクミンが、混乱を招くのは遺憾などとそのうち言い始め、つまらん喧嘩両成敗みたいなことを言い出しかねないってこと。ミンド低いからねえ、どんな問題でも。ん? 差別的? なこたねえよ、本当にミンド低いんだから。ミンドってのは平均値、つまり低くない人だって少なくありませんです。


04年 9月20日(月)   大量破壊兵器はやはりございませんでした

 やっぱ、書いとこう。一時まで何度も書いてたしなぁ。別においらはマス・メディアじゃないんだからどうってことないんだけど。

 アメリカ合州国のパウエル国務長官が、今月13日の上院政府活動委員会ってやつの公聴会で証言し、イラク旧フセイン政権による大量破壊兵器について「いかなる備蓄も発見されておらず、我々が発見することはないだろう」と述べたんだと。イラク攻撃前は「アルに違いない」と決めつけ、フセイン政権崩壊後もその見解を譲らなかったアメリカは、この問題についていつの間にか「未解決の問題だ」という微妙なコメントに変えていたのだが、ついに年貢の納め時ってわけだ。Time to pay tax ?

 この問題、何回もここで取り上げていたおいらも、今年2月の初め頃に書いて 以来、このひとりごとサイトでも触れてなかったと思うけど、結局アメリカさんもウソ言い続けるのはやめたってこと。ただしこの件についてはね。アメリカはこれからもウソは何回でもつくと思うよ、確実に。ま、今までのこと考えりゃそう思った方が自然。

 ことの深刻さは、アメリカの時の政権の独走暴走ということにあるだけでなく、というか、アメリカという一国のなかでは、決して政府だけが暴走したわけじゃなかった。「自由の国」アメリカのメディアがこの問題であまりにお粗末だったってことね。実際、メディアのレベルでもサダム政権下、昨年3月のアメリカのイラク攻撃前の時点でサダムの手中に大量破壊兵器があるなんて決めつけていたのはアメリカのメディアだけだったんじゃないかな。

 とにもかくにも、アメリカはイカサマな理由をでっち上げて外国の主権を踏みにじり、外国に軍隊を送りつけ、人殺しをした。最近のインタビューで国連のアナン事務総長も言ってるね、「アメリカのイラク攻撃は国連安保理をも無視した違法なものであった」と。コレで、今までに約1,000人の米兵が死んでるらしいけど、イラク人の方は 12,000人だと。だけど米兵は正確にカウントできてるだろうけど、イラク人はどうだろう、もっと多い可能性も十分あるんじゃないかな。ある意味、アメリカが攻撃してからのイラクは、独裁者サダムの時代よりも、人命がひどく軽い国になってしまった。毎日毎日、いとも簡単に人が死んでる。
 アメリカのイラク攻撃を世界に先駆けて支持したのはどこの国だったかな。元々安保理でもこの件では行動を共にしているように十二分に映っていたイギリスなんかより、わが小泉君のハシャギ振りの方が妙に浮くほどに際立っていたように見えたな。ブッシュもブレアも小泉もまだみんな政権の座に座しています。


04年 9月20日(月)   これから、まだまだ

 誕生日の翌日に書きました。カヌイスト(にしてエッセイストだったよね、たしか)の野田知祐の『少年記』って本に書かれているという、野田が少年時代の、野田の母親の口癖。おいらはこの本読んでないし、近頃とみに本読む時間減ってるおいらはこの母親のセリフだけでこの本を買うことはないです。おいらにはこの箴言だけで十分なのです。野田の母親はいつもこう言ってたって、「人間は50歳からでも充分間に合う」。

 人間は 50歳からでも 充分間に合う。

・・・だな。暑い暑い秋の休日、野球の試合に出かけた息子と応援に行った妻のいない自宅で一人、ひっそりとグタリ休みながら、おいらはこの言葉をまたHTML打ちするのだった。生きてくべ。 I Shall Be Released. _


04年 9月25日(土)   二郎さん神経科日誌

 昨日は早め退勤して(っつっても早退じゃないけどさ)二郎さん神経科へ。近頃、どうにもユメが多くて眠りが浅いことを言う。先週の終電3回乗り遅れ状況と今週のまぁ早め帰宅を併せ報告。しばしの会話。

 レンドルミンからマイスリーにしますか。ただ、就寝時間が遅いと、朝起きるのがきついことも有り得ます。
 うむ、それは困ります。不安であります。労働環境変わってないゆえ。
 フムフム、ではレンドルミンはそのまま、加えてソラナックスを夕方半錠飲みましょう。
 むむ、それは何ですか。
 マ、これも睡眠系ですな。
 むむ、そいつでレンドルミンと併せて朝きつくなりませんか。夕方飲むなら残業のときに眠くなりませんか。
 マァ残業の場合、途中で飲めば多少眠くなるかもしれない。帰ってから飲めばよい。これは食前でも食後でも構いません。レンドルミンとの間隔を長く取らなければならないわけでもありません。まぁしかし、いずれにしても、就寝時間が遅いのはよろしくない。いいことあるはずない。大体、日本の経営者も政府もこの問題に無頓着過ぎる。意識が低すぎる。サービス残業なんか奴隷みたいなもんですよ。あんなに儲けてるトヨタだって、日本ではそういう実態がある。ヨーロッパだったら全く通用しない話です。云々カンヌン。・・・うーむ、相変わらず二郎さんの日本労働行政、日本の経営者攻撃は舌鋒鋭いのであった。口から泡出るくらい。いやしかし、たしかにもっともな話なのである。

 そんでもって、昨日はいつものルボックス、レンドルミンに加えて、ソラナックスが参入したのであった。・・・しかし、帰宅して気づいたんだが、ソラナックスって見た目からすると以前飲んだ記憶あり、やっぱ、今年1月頃処方のヤクの残りにあったものと同じであった。あの頃も飲んでいたのでござる。日記を見返すと、その頃もユメに悩まされてたような感じだね。で、何故その後このソラナックスをやめたのか。やっぱ、きつかったのかね。
 ・・・っつーわけかどうか、昨日から飲んでみたのだが、翌朝、つまり今朝は頭がモヤモヤした感じでボーっとし、身体も痺れる感じ。ユメは記憶に無いし、眠っていたようであるが、自分の期待と比べると早く目覚め、そして未だ依然として眠いのだが、覚醒と眠気の相反するものがおいらの身体、頭に同時に現われ、まるでムンクの「叫び」のような状態になっていたのであった。うーむ、これはどうなんだろう。今晩も飲んでみるが、しかし、平日は毎日試すわけにはいかんかもしれんのう。朝起きると岩になっていた なんてことになるとキツ過ぎるんだな。今日は岩までいかずともモヤモヤ頭。それもキツイのよ。ま、様子、みますかね


04年 9月25日(土)   大阪近鉄、本拠地最後をサヨナラ勝ち

 昨夜の大阪近鉄、本拠地最後をサヨナラ勝ち!
 延長に入った西武戦、大村の二塁打の後に星野が左翼線にサヨナラ打! 本拠地最後の試合を有終の美。テレビ観戦ながら、我が家族3人も感動いたしました。選手達も泣いておりました。

 来季からバファローズはオリックス・バファローズらしい。我が息子はどこ応援するかね。バファローズ・ファンとしてはバファローズ、でも新規参入球団にも大阪近鉄出身の選手入るんだよね。おれなんかそっちにも気が移るなぁ。・・・パドレスの大塚も応援しております。


04年 9月25日(土)   ライブドアと楽天

 日記索引の「雑感」SPORTS に入れちゃったけど、これってスポーツの話題? 球団経営の話題? 国民的スポーツという公共財の話題? 文化の話題? なんか楽天の三木谷見てるとビジネスって感じだけどな。
 なんでも楽天三木谷は一橋で田中康夫の「ご学友」だか同窓だからしいが、一時長野県を第二ホームにとか言ってたのもそのセンかね。彼、元は銀行員、アメリカでMBAも取ってる正統派(?)ビジネス・マン、ライブドアの堀江くんとは血統が違います(かねえ?)。
 三木谷は、新規参入言い出してからのあの一言がいやらしかった。曰く「西武の堤さんやオリックスの宮内さんとも親しくさせていただいております」。あーそうかい、そうかい、あんたIT業界にしちゃ珍しいスーツにネクタイ姿、その辺も長けてるのかもね。ナベツネとかもどうあがいたってノーネクTシャツのライブドア堀江は受けつけ難いだろうから、みんなでライブドア排除のために楽天担ぎ出したんだったりして。ま、証拠あるか知らないし、楽天は元々J1のヴィッセル神戸(だっけ?)も持ってるから、スポーツ・ビジネスには前から関心あるんだろうけどさ。

 ライブドアの堀江くんはもういかにもオタクっぽい風情、東大中退でITベンチャーまっしぐら、元は野球なんか興味なかった「かも」しれないし、どこまで本気なのか、そりゃ知り合いじゃないおいらには分からんけど、おいらは楽天の三木谷よりはライブドアの堀江の方が面白いな。長続きさせられるのか、その意思は固いのか、くどいけどおいらには分かりません。だけど三木谷の方、おれ、ああいう奴いけすかねえんだよな。わざわざ言うかね? 「西武の堤さんやオリックスの宮内さんとも親しくさせていただいております」。ま、言うんだろうな。有利だもんね。いけすかねえな。出戻りサラリーマンのおいらが言うのも可笑しいかね。ま、いいや。おりゃ勝手に言うわさ。喋るのは人権なんだって。おいらも人なんだから。


04年 9月25日(土)   ストの代替試合は愚の骨頂

 ・・・って言っても、白状しちゃうと、昨日、北海道日本ハム・ファイターズが今年パに導入されたプレーオフ進出の3位暫定決定で選手が喜んでたシーン見て、「でもストの代替試合あると分からんのだよなぁ」なーんて言ってたんだな、恥ずかしながら。
 実は今朝、新聞のコラム読んでハタと気づいたんだけど、確かに労働者がストやってその後の団交で要求ある程度通して、だからってその後で今度は経営者からストの代替(つまり補償だ)で残業せよとか、休日出勤せよ、なーんてそんなバカげた話ないよな。
 選手会はもう労働組合として認められてんだし(球団経営側は今も嫌がってんだろうけど)、そんな愚の骨頂はダメだよね。代替やったらストやった意味ないじゃん。たしかに要求はある程度通った、でも、ならば代替試合やりましょうって、それじゃストもコワカナイよね、ネベツネ、ツツミ、ミヤウチ、セトヤマさんよ(セトヤマってのは確かオーナーじゃなくて経営側で選手会とやってたロッテのおっさんね)。選手会の皆さん、代替はやめてね。やつら、やらないと損害賠償なんてことまで本当に言ってくるかもしれんけど、最後まで闘いましょう。以上、出戻りサラリーマンより。


04年 9月25日(土)   まだまだ未来があります、現在もあります

 ちょっとこの2、3日、自覚的に覇気出んような・・・。
 カヌイストにしてエッセイストの野田知祐の『少年記』って本に書かれているという(この本読んでないし、野田の本は読んでません、でも椎名の『本の雑誌』とかでエッセイなら読んだことあるかもな、それに確か長良川河口堰反対とかでも顔出してたような・・・長い括弧!)、野田が少年時代の、野田の母親の口癖。野田が少年時代に、母親はいつも言ってたっていう、「人間は50歳からでも充分間に合う」。

 人間は 50歳からでも 充分間に合う。

 今日もこれでHTML置こうかね。ずっと生きてくべ。 I Shall Be Released. _


04年 9月26日(日)   ライブドアと楽天 (2)

 昨日のソレ に引き続き、ライブドアと楽天の話。というか、楽天三木谷の話。
 出所は今日のサンプロです。
 オリックスの宮内、細田官房長官(なんで官房長官?)に、「関西以外に行ってくれれば楽天を支持する」って言ってたんだって。
 楽天は新規参入申請するに当たって、球団経営をきちんとやるように諮問委員会だか何だかを設けるとか言って、委員にトヨタの奥田やウシオ(牛尾だっけ?)電機の牛尾(ジロウだっけ?)とかを指名だか打診だかしてるんだと。昨日も書いたけどさ、何かやっぱり、いけすかねえんだよな。こういうエライさんの連中を錦の御旗に立てて、この元日本興行銀行銀行員、米MBA取得の(なんかこの二つが悪いみたいな言い方か、笑)ネクタイ・スーツ楽天三木谷は、もろITベンチャー・ノーネク・Tシャツせいぜいジャケットのライブドア堀江に勝ちたいわけね。大体こいつ、最初は神戸だとか言ってたじゃん。それが今は、前から仙台も考えてたんだと。ま、おいらにはウソかホンマか分からんけどさ。

 ネベツネも堤も宮内もロッテの重光だか瀬戸山だか知らんが、大抵のおっさん達の思惑はビジネスマン楽天三木谷を支持ってことだろうね。なんか爺さん達の世界のビジネスマナーっつーものを知らんライブドア堀江を排除したい皆さんによる出来レースのような気もしてくるけど。どんなもんなんだろ? なんか、とにかく楽天は有名だから知ってたし三木谷の名も知ってたけど、今回のこいつの様子見てると、いけすかねえなぁとしか思わんのだけど。以上、出戻りサラリーマンより。


04年 9月26日(日)   アメリカとイスラエル

 これも出所は今日のサンプロ。・・・って言ったって、両国の腐れ縁夫婦のような関係は前から承知の助だけどさ。
 エルサレム・サミットとかいう今年の7月(だったかな?)の催しで、イスラエルの安全保障のためにはガザもヨルダン川西岸も手放すなみたいなレベルの宣言がなされたんだけど、これにネタニヤフ元イスラエル首相・現イスラエル財務相と共にアメリカのキリスト教原理主義のリーダー(名前忘れちまった)とアメリカのネオコンの「プリンス」(?)パール元アメリカ国防政策委員長が出てたんだと。

 キリスト教原理主義の思想ってのがまたすっとぼけてて、「イスラエル支持は神の意志」、ハルマゲドンが起きるとユダヤ人の3分の1だか3分の2だかは死んじまって、残りのユダヤ人はキリスト教に改宗、それでキリストが復活するんだと。なんかキリスト教原理主義のリーダー(前述とはまた別人だったかな)が「これは正義対異教徒の戦いである」なんて言いながらイスラエル支持を訴えていたけど、メディアはさんざんイスラム教原理主義のイメージをテロリズムと結びつけて垂れ流してるけど、こういうキリスト教原理主義の皆々様のこともちゃんと日頃から報道してほしいもんだ。

 その他、アメリカのファイス国防次官が、アメリカからF16戦闘機とか買いまくってるイスラエル兵器産業の会社の法律顧問してたり、アメリカのユダヤ系団体(所謂ロビイスト団体かな)の顧問してたり・・・。もうこいつらのグチャグチャな関係でイスラエルは強力にアメリカから支えられ、そしてアメリカのエスタブリッシュメントもユダヤ系社会から支えられるってわけだ。ユダヤ系は伝統的には民主党支持派が多いけど、ブッシュがイスラエルのシャロン政権をがんがんに支えてるんで、次期選挙はかなり共和党に流れるんだと。しっかし、例えばフロリダで勝てばフロリダ州の選挙人27人全員獲得って、こういうアメリカの大統領選挙の特殊なシステムも、世界へ与える影響考えると無茶苦茶やがなって感じするなぁ。前回はフロリダで大接戦でオオモメ、今回はますますフロリダのユダヤ人富裕層2万人の動向がアメリカの親分、世界の警察長官サマが誰になるかを左右しかねないそうでして。
 パレスチナでは、毎日のようにイスラエルによって人が殺され、傷つけられ、自由を奪われています。